翔和学園のギフテッド2E教育

現在の学校では、情緒障害など、LD、ADHD、自閉症、その他の高機能広汎性発達障害、それらの障害に近い困難など、苦手さをもちながら、同じ教室で学習を進めている状況があります。さらにIQが一般的標準より高く、学校の授業に興味がもてず、苦痛になっている子どもたちもいます。
発達障害と、高IQという「二重に特殊な(2E:twice-exceptional)」の特性も、注目されています。
翔和学園では、数年前から、そうした子どもたちを対象にした教育を探ってきました。
理解力が高くても、日常生活で、できなことが多い、ノートに書くのが苦痛、学力が低い、注意が散漫になり、大人から注意をうけることが多い、など、日々困難さがあります。
一般的に「ギフテッド(才能が突出している)」「天才的」と思える子でも、その突出した良さを、社会的成功につなげられるかというと、保証はありません。特に日本の社会では、難しい面がたくさんあります。
そうした学校で苦しんでいる子どもたちへのアプローチをしていくのが、翔和学園の目的としています。

子どもたちは、それぞれ精神的にも理解度についても、特性があり、それが学校の枠組みに当てはまらず、大変つらい思いをしています。そのため不登校になりがちです。
まずは気持ちを安定させ、そこから何ができていくか、じっくりと検討しながら進めていきます。

子どもたちは、それぞれ精神的にも理解度についても、特性があり、それが学校の枠組みに当てはまらず、大変つらい思いをしています。そのため不登校になりがちです。
まずは気持ちを安定させ、そこから何ができていくか、じっくりと検討しながら進めていきます。

1. 【めざす児童】

1.自分のつらさを自覚し、気持ちにゆとりをもたせ、少しでも前進していく気持ちになることを目指します。
2.本人の特性を理解していく過程で、どうしても意に添うように対応しないと、安定しない傾向にある場合が多いです。そのため本人に寄り添うあまり、周りの大人がふりまわされたり、わがままな行動へ移行する恐れも出てきます。無理のない範囲で、我慢することや、周りの様子に配慮できるようになることを目指します。
3.自分の特性がわかり、自分を認めていかれることを目指します。
4.学園が自分の居場所になり、安心して過ごせる場になっていることを目指します。
ルールを守り、社会的な意識や、コミュニケーションをとるなど、非認知能力を高めることを目指します。

2. 【プログラム】

1.学習活動タイム
①学習理解の苦手さなどを、明らかにして、それを補充し、基礎的な理解ができるようにしていきます。
②学年や分野の枠組みををはずして、横断的なカリキュラムを進めていきます。得意な分野については、先に進めていきます。
②ICTの活用により、書字の苦手さを軽減して、学習を進めていきます。
③校外の体験施設を活用して、経験や学習の興味関心を図っていきます。
④個別学習(自学や個別指導)により基礎的学習と、2~3名の小グループで、実験をしたり、授業をうけたりします。

2.身体運動
①感覚統合の視点を入れて、体のひずみや固さの解消をしていきます。
②近くの公園などで、体を動かす機会を持ちます。

3.プロジェクトタイム
好きなもの、興味のあることにとことん、熱中することで、新しい特性を発見したり、同じ興味の他者と交流して、コミュニケーションをとるなどの機会へ発展させます。
上級学年や、卒業生などと交流することで、楽しい場所になり、意欲が増加していく活動ができます。

入学ご希望の方へ

翔和学園の小中学部では、LD、AD/HD、アスペルガー障害、その他の高機能広汎性発達障害、それらの障害に近い困難、苦手さをもちながら、才能児である「二重に特殊な(2E:twice-exceptional)」子どもたちを対象に教育を行っています。
面談の上、無理のない学園生活が期待される生徒をお迎えし、診断名にかかわらず特異な学習困難をかかえている方に、教育ニーズに基づいてプログラムを考えていきます。まずは、ご相談ください。