文化祭当日。「文化祭頑張るぞー!、成功させるぞー!」
教員も円陣を組み、気合を入れます。
では、何をもって文化祭は成功なのか。
プロジェクトタイムで聞いたことがあります。
売上、利益、達成感・・・
昨年度の振り返りの中で、10万円以上の赤字が頭にこびりついているようです。
何としてでも、利益をという声が大きかったような気がします。
お金は極めてわかりやすい指標です。しかし、お金だけなのだろうか。
利益をあげるにしても、どうすれば利益が得られるのか。
もちろん商品の力は欠かせません。
しかし、今日は文化祭当日です。大幅な商品力(料理の味)のUPは見込めません。
では、どうするのか。私たちが当日できること、努力すべきことは何なのか?考えさせます。
そのために、今年の翔和学園の文化祭では、レヴュー評価を導入しました。
学校の文化祭です。
保護者や関係者は、それなりに「頑張ったね」と評価をしてくれます。
それは客観的な数値ではどんなものなのだろうか。数値でズバリ評価してもらいました。
★★★★★ :「これは文化祭なんてものじゃなく日本でも誇れるイベントなんじゃないですか!」
★★★★ :「これまで見た文化祭の中で一番良かったです、来年も必ず来ます」
★★★ :「文化祭とても楽しかったです、来年も来たいです」
★★ :「文化祭みんな頑張っていましたね」
★ :「先生たちも大変ですね」
文化祭初日の部門別の結果です。
1位 小中学部 3.71
2位 ワークセンター翔和 3.45
3位 高等部・大学部 3.35
4位 アカデミックギフテッドクラス 3.24
3.5を超えないと、売れないと言われる時代、高大学部は「3.35」。しかも、4位です。
星3.35の商品をアマゾンで買うだろうか?
「買わない!」 学生たちからも厳しい意見がでます。
翔和学園の最高峰に位置していながら、小中学生にも後塵をきしたことに、かなりショックだったようです。
納得がいかないと、苛立つ学生もでてきました。
では、小中学生と何が違うのか?
料理作りの段取りが悪かった?
調理に集中して接客ができなかった?
掛け声がなかった・・・
教員から一つのことを伝えました。
文化祭にいたるまでの「ビラ配り」が、すべて小中学生に負けていました。
ビラ配りに必要な3つのポイントを改めて意識してください。
商品の値段や味、調理の質ではなく、お客さんを迎えるうえで大切なことをきちんとやりましょう。
文化祭2日の大学部の成功のための目標は以下の通り
売上 1位
レヴュー 1位