7月27日(土)に、不登校・引きこもり・コミュニケーションの苦手さをもつ若者のための進路支援セミナーを開催しました。
翔和学園の顧問・どんぐり発達クリニックの宮尾益知先生からは、医療的観点から不登校・引きこもりと発達障害についてお話をいただきました。
ギフテッドの子どもに関わる子どもの事例も出され、発達障害といわれ不適応に陥っている子どもたちを救う環境調整や、全ての子がつぶされることのない教室・学校づくりなど刺激的な提案がなされました。
シャローム大学の引地達也先生からは、障がい者権利条約による世界的な取り決めの中での日本の現状や、それらを今後、民間・地域に拡充するための課題をお話された後、今回の演題である「人生の質を変える」コミュニケーションとして、➀水平型を保つ、②今を共有する、③相手の言葉で話す、というポイントを教えていただきました。
翔和学園の石川大貴先生からは、大学部のプロジェクト教育について、なぜプロジェクト教育なのか?学生たちの生の姿を映像を通して実践の報告をいただきました。行動を変え、価値観を変え、脳を変えるという最先端の「主体価値」の仮説を援用しつつ、プロジェクトを行ううえのマインドセットをご紹介いただき、これまでの合宿の成果を発表していただきました。
最後は登壇者によるシンポジウムを行いました。
● 人とコミュニケーションの楽しみをするポイントは?
● IQが高いため発達障害とは診断がつかないまま高校生になった場合、大人の精神科にかかったほうがいいのか?
● 先生と友達につぶされボロボロになった子どもが、どのように「逃げる」方法を見つられた具体的な方法は何か?
など、参加者の質問を中心にそれぞれの先生からお話をいただきました。