大鷲「城」プロジェクトのための階段づくりや、竹林の伐採以外にも、卒業生のワークセンター翔和(就労移行支援事業所)が栽培したスイカを食べたり、けん玉や太鼓などの「芸能タイム」を行ったり、君津音頭を踊ったり、大スクリーンで授業や歌をうたい、夏合宿を満喫しました。
ハードな作業を通じて友と協力することを体験し、心を通わせた仲間たちとBBQや芸能を楽しむ5日間になりました。
特に今年の7月の暑さ例年以上に気温が高く、何もしていなくても汗がしたたり落ちました。
政府がこの暑さは災害レベルと発表するくらいです。
そんな毎日ですから、活動でどんどん学生たちの体力は奪われていきます。
日が経つにつれ、疲労が蓄積されてき作業スピードが落ちていくと思いきや、後半になればなるほど学生たちの作業効率が上がっていきました。
額からしたたり落ちる汗は高校球児に負けない汗の量。
お互いがお互いに声を掛け合って作業していきます。
初日二日と休みたいと言っていた女学生が後半は泣き言言わず働く姿。
普段の学校には不登校で夕方からしか来れない学生が朝から黙々と作業をする姿。
暑さで具合が悪くなった学生の近くに寄り添う学生の姿。
何も言わないのに朝食前に作業に取り掛かかる学生の姿。
日に日に成長していく彼らに心から熱いものが込み上げてきます。
今年は我々学生の活動だけでなく、大鷲山の地元の方々を巻き込んでの大掛かりのプロジェクト。
学生を代表した8名が君津市役所に足を運び役所の人と話をしました。
翔和学園だけのプロジェクトだけにとどまらず、地元の人、そして外部の人を招きいれ活動を行っていく「国際ふれあい囲碁サミット」。
多く人とふれあい、そしてコミュニケーションを取ることで今後の彼らの人生が少しでも変化していく、そして生きる気力を育む、そんな活動にこれからもしていきたいと思います。