【大鷲平和の城プロジェクト再始動!!】
2017年からスタートした度重なる自然災害やコロナの影響により、 約2年にわたって活動を休止していた「大鷲平和の城プロジェクト」。
11月25日(木)より、ようやく、再始動!!!
最初の活動は小学生3名、中学生3名、高校生1名、大学生10名、保護者1名、スタッフ5名の
総勢23名で、「大鷲山の現状視察」
2017年からプロジェクトに関わっている大学生2名とスタッフ2名以外は、全員が初めての大鷲山。 リアルな人間同士のふれあいの中でしか得られない価値が、大鷲山にはある。
地元猟友会の方が譲ってくださった「猪のバラ肉」を、その場で焼いて食べた。
「生まれて初めて!」「うまい!」「もっと臭いと思った!」など感激の嵐。
コロナの影響で引きこもりがちになっていたB君は「めっちゃ男前ですね!」と大興奮して、 焼き担当を買って出てくれた。そして、普段はどちらかと言えば不作法なB君は 「ごちそうさまでした。ありがとうございました。」と猟友会の方に深々と頭を下げていた。
■地元猟友会の方から譲っていただいた「猪のバラ肉」を蒸し焼き!
肝心の「平和の城」建築予定地はというと、荒れ放題だった。 整地して帳張りまで終えていた敷地は草ぼうぼう! 高台までシニアの方も安心して足を運べるようにと作った階段は ただの斜面&うっそうとした竹林に逆戻り。普段は「めんどくさい」が口癖の学生が 「先生!次はいつ来れるの?早くきれいにしたい!最速でいつ?」と前のめりに。
■荒れ放題のお城建築予定地!やりがい120%!
大鷲山での活動を2011年に始めた当初からお世話になった方の2015年に若くして急逝した。 その方の希望で、里山の中にお墓を作った。 帰路に就く前に「ちょっと寄りたいところがる」と学生たちに伝えると、 ある学生が「バスの時間に間に合わなくなる!!」とパニックになった。 趣旨を説明すると落ち着いてお参りに参加してくれた。 お参りした後にボソッと「バスの時間より大切なことがあるって気づいた」と、 恥ずかしそうに、ボソっと耳打ちしてくれた。
里山の中からバスターミナルまでは徒歩30分。車のピストン輸送でバスターミナルに移動する組と、 徒歩でバスターミナルに移動する組に別れた。3回目のピストンの際に、5人が徒歩を続けていた。
「あと一人車に乗れるよ!」というアナウンスに、なぜか皆が譲り合う。
どうやら歩きたいらしい。
「よし、じゃんけんで負けた人が車に乗ろう!」
と提案すると、本気のジャンケンが始まった。
ジャンケンに勝った学生が「悔しそう」に車に乗る姿が印象的だった。
行きは歩くのを嫌がっていた若者たちが、笑いながら山道を歩く姿がまぶしかった。
■バスターミナルまでの車のピストン輸送を拒否して山の中を歩く若者たち
お一人で参加された保護者の方からは「来た甲斐があった」と一言。
車で地元に皆さんへのご挨拶に回った職員は、畑のお野菜をたくさんいただいて帰ってきた。
リアルな人間同士のふれあいの中でしか得られない価値が、大鷲山にはある。
■大鷲山(千葉県君津市)での取り組みでの歴史