2022年の3月の北海道・大樹町でのギネス世界記録Ⓡへの挑戦でエンジンのペットボトルが暴発。同じものも再度入手は難しいという絶望から今年度のプロジェクトはスタートしました。
そんな中、ピュアドラフト樽を製造している『アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン』様がこの挑戦のために快く、12Lの大きさの空きボトルをご提供してくださりました!容量も増え、より強力なボトルを入手することができました!
…しかし、第2の壁として、ボトルの口が大きく、ノズル(発射口)のサイズが合わないという問題が。シリコンで固定する手法を取ってみましたが、空気圧に耐え切れずスポンッと抜けてしまいます。
どうしたら外れないかを、学生たちと一緒に考えました。その学園開発の手法を参考に、バッグアップクルーを用意!ロケットチームに技術的アドバイスをくださっている㈱ホンダ技術研究所のあっきーさんが東京大学IPC㈱の古川さんを紹介して下さり、古川さんが東京大学・工学系研究科・ものづくり部門の矢口さんをつなげてくださり、3Dプリンターで実現してくれました!
これだけではなく、野方電機工業㈱さんもノズル開発をバックアップしてくださり、強度のあるノズルもできました!
動作実験や暴発しないようにカーボンを巻き方を工夫したりと、ここまで来るのにかなりの時間を要し、北海道出発の3日日前の7月25日(月)にようやく試射ができる段階まで来ることができました。
天気は良いが、風が強い。準備を進めていきます。
補強した4本分のペットボトルを束ねてエンジンに仕上げていきます。緑地にカーボンの黒い線が入ってスイカみたいと学生たちも言っておりました。
エンジン部分が整いました!!ここまでくるのが本当に長かった。
ロケットプロジェクトが始まった2022年から暴発するまで使っていたのは私たちの師匠である、群馬県立観音山ファミリーパークこども宇宙センターの白田さんから譲り受けたものでした。そのエンジンを失い、絶望していたところから多くの力に支えられながら翔和学園のロケットエンジンができました。ここまで続けて来られたのも、白田さんたちの技術や教えがあったからだと思います。本当に感謝しております。
装置の動作確認をし、エンジンやボディの準備をし、発射台を立てて試射の準備を進めました。
エアコンプレッサーで圧を確認しながら慎重に、空気を入れていきます。
途中風が強く、ボディの部分が落ちてしまいました。圧も入っているので再び設置することも難しく、エンジン部分だけの試射にすることに。もう夕方近く、叶うならこの1回で無事浮かびあがることを祈っていた。
・・・無事、飛びました!!!
エンジンのみであったので、バランスの悪い飛び方ではありましたが、直前でパラシュートが開いて横向きで着地したので、エンジンのボトルも無事でした!絶望から始まった今年のロケットプロジェクト活動、世界一の挑戦に向けて、希望が見えてきました!
今週の28日より、8月2日のギネス世界記録Ⓡの挑戦本番に向けて大樹町へ向かいます!
残りあと数日、皆様応援宜しくお願い致します🚀!!
クラウドファンディングでの応援もぜひ宜しくお願い致します!