受験シーズンになりました。
お子様にとって新しい進路を選択する重要な時期です。
受験勉強だけでも大変な重圧ですが、発達の問題をもつお子様にとっては、
「何とか合格したものの、やっていけるのだろうか。」
合格したその後の学校生活も心配になるところです。
次のような質問をよく受けます。
合格したけど、うまく送れないのではないか不安です。
通信制高校だったので、登校や学校生活が心配です。
実際、春になると「入学したけど、全く通えていません。」
というご相談が増えてきます。
ご心配がありましたら、一度ご相談ください。
入学後に利用できる他の支援なども含めご紹介できればと存じます。
翔和学園大学部は障害福祉サービスの「生活訓練」を提供しているので、大卒資格は得られません。
ですが、しっかりした学校生活とその後の人生が送れるような支援を行っていくことができます。
表題の「大学に通いながら翔和学園(生活訓練)を利用できるの?」の質問の回答ですが、
可能です
(但し、お住いの地域自治体の判断、個別のケースによりますので、詳しくはお問い合わせください)
実際に大学に通いながら、週1回翔和に通っている人。
翔和学園から大学に入学したけれど、学校生活が心配なので、翔和を続けている人。
大学を中退し、翔和学園で放送大学を併用しながら、卒業資格を取った人。
大学を中退したけれど、生活訓練に入りなおして3年後に再度受験し、学生生活を順調に送っている人。
様々な人がいます。
高等教育機関への間口は広くなり、入りやすくなった半面、入学直後のオリエンテーションや履修届けに早々につまずいたり、自由度の高い学生生活の中で、全く出席ができなくなったり、レポートでは、無数にある話題から何を選べばよいか、相当数の文字を書くのに苦痛を感じてしまうことも多いです。実験やゼミなどでは、段取りが必要になり、複数の人数で行う際には人間関係の困難さにもぶつかります。
合格はできても、大学進学の準備が十分にできているのか、そもそも進学が本当に望ましいのか、将来の就職活動と自立も含め、長いスパンで人生を一緒に考えていくことが必要です。