ニコニコタイム:写真

ニコニコタイムは、外部講師を招き、最先端技術や一流の世界に触れる時間です。
感性や好奇心、探求心を育んでいきます。
本日の講師は、プロカメラマンの片岡龍太郎先生。

授業の冒頭でこんな話をしていました。
「この授業では、写真の技術もそうだけど、どうしたら世の中がきれいに見えるか?を教えていく。きれいなものをたくさん見れる人間になったほうが人生はおもしろいと思う。
たとえば、ゴミをみたらみんなきたないって思う。でもそのきたないごみの中に、きれいなものを見いだせたら、自分の心が落ちつくし、自分の心はきれいでいられる。」

先生の講義が終わると、実習開始です。
本日の課題は、『校内で自分がおもしろいと感じたものを写真に撮る』です。
「写真は、人とは違うことが評価される。人とは違うものを探して撮ってきて。
人が嫌だと思ったり傷つくような写真はダメ。見た人が嫌な気持ちになる写真はダメ。」と先生からアドバイスを受け、それぞれ校内を歩き回り、写真を撮っていきます。

さっそくカメラを片手に教室の中や外を撮りだしたのはH君。
京都まで行ってきた!と金閣寺の貼り絵を撮って見せてくれました。
撮った写真をK君に見せるI君。そしてK君のアップを撮っては見せます。
教室から飛び出し、I先生をモデルに撮るS君。
窓ガラスの反射を利用して浮いているように撮ろうとしているK君。
それを見たT君も興味を示し写真を撮ります。
「電気を消したらいいんじゃない?」「ただのお化けじゃん」お互いに意見を出しあいます。

路線図を取るB君。鉄道ニュースも忘れずにパシャリ。
走りながらシャッターをきるのはS君。
ずっと連射ボタンを押して歩いているのがA君。
撮った写真を動かすとパラパラ漫画のように被写体が動いて見えます。

撮った写真を確認しては「微妙…」と言ったり、寝転がりながら下からのアングルで撮ろうとしたりと、工夫している姿が見られます。
自分で書いたイラストを壁に貼って、それを撮るのはM君。
いろんな人の撮った写真をのぞき込むのはH君。
撮るだけでなく、他の人の写真見るのも面白さの一つです。
撮った写真を加工するのはCさん。「ダイエット成功だ!」
彩光を変化させながら写真を撮るD君。サーモグラフィ使用の写真を撮ります。

本当にそれぞれの個性がでます。
写真を撮った中で、自分で良い写真を選定することも大事な過程です。
ちょっとした一コマも、もう二度と同じものが撮ることができない一コマ、と考えると同じような日常も違って見えるかもしれません。

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