夏休みも終わり2学期が始動しました。
現在世の中ではマンモス復活を目指すことや、全世界で歩きながらマインクラフトができるようにすること、レゴで渋谷の街を再現しようなどという様々なプロジェクトが走っています。
2学期の大きなイベントは何といっても11月9日、10日に行われる学園祭です。
初日の月曜日。
「4月に行った大きなイベントはなんでしたか?」という問いかけに「ニコニコ超会議」と即答したH君、その通りです。
超会議への遠足の目的は学園祭のイメージをつかむことであり、参考にすべきイベントでした。
そしてみんなが回った色々なブースは一つ一つが“プロジェクト”でした。
今年度2学期以降は複数人数による課題解決型学習である “プロジェクト” を中心に行っていきます。
まずはプロジェクトを体感してもらいます。
初回は「ルーブ・ゴールドバーグマシンプロジェクト」と銘打ってピタゴラ装置を4日間トータル約5時間で完成を目指すというプロジェクトを現在進行中で行っています。
プロジェクトルール
・4班1装置ずつを作成し、最後には全班の装置を1つに合わせます。
・自由落下、平面加速、平面反射、坂道における等加速度運動の4つの物理法則の一つを必ず組み込むこと
・ギミックを5つ以上組み入れること
・1装置の中で持続時間を10秒以上にすること
です。ルールは点数化しているので各班の進捗状況は一目瞭然です。
現在、班として完成に一番近いのがI君、K君、S君の班です。役割分担と各個の意見交換を重ねて、スペースワープを使った装置作りを進めた結果、落下部分を4か所も作り、コースもループさせながら分岐を使うという案で持続時間も30秒という文句のない仕上がりになっています。
ただ、成功率が極めて低いために難易度の高い調整に苦労しています。
C君とN君、Y君にN君の班はレゴブーストを利用した加速の課題に取り組んでいます。
ここは成功率がほぼ100%という仕上がりですが、持続時間を伸ばすための追加のギミック作りに悪戦苦闘しています。N君作成のゼンマイ車を動力とした落下装置の組み込み方によってかなり面白いものになりそうです。
A君、H君、F君、B君の班も持続時間以外はクリアという状況です。そんな中、パーツ不足によりイメージ通りのものができないと悩んでいるA君ですが等加速度運動に関しては完了済みです。
更に動力はC君の班と融通しあうことができましたが、ギミック部分がなかなか大変そうです。限られた部品の中から組み上げるという壁に是非真っ向から挑戦しイメージに近いものを作り上げてほしいものです。
H君はY君と共に放課後、部活までの時間も熱中して作成を行っていました。
最後にM君、O君、D君、E君、W君の班ですが、M君が作成中なのは、ルートを長くし途中をパチンコ台のようにすることです。持続時間の確保を狙っています。そこにO君の落下とD君の反射のギミックを絡めます。この班は全体のスタートでもあるため、スタート部分はW君が担っています。
2日目の各班の製作状況と3日目の製作状況は段違いに良くなっており、協力の賜物だと思っています。
非常に高い集中力をもってプロジェクトに臨んでくれているので本当に良いものが出来上がってきています。
4日目で完成を目指しますが、4班で1つの装置にすることが最大の難関です。
ここをクリアしてプロジェクトを完遂し、学園祭プロジェクトへと移行できればと思っています。