◇合奏チーム
子供たちに大人気のRPG、Undertale。
その中に出てくる音楽でもっとも有名な楽曲、MEGALOVANIAを私が知ったのは、子供たちが口ずさんでいたり、鍵盤で弾いたりしていたからでした。
頭に残るけど、リズムとしては結構複雑なこの曲。先々週に合奏でやると予告し、先週から基礎練習の形で取り組み始めていました。
先々週の予告では、Sくんはガッツポーズをしていました。
先週、メインフレーズの楽譜を配ってから、Kくんは毎日のように「弾けるようになった」と報告してきてくれます。
さて今日、パートごとの楽譜を配り本格的にスタートです。
「いきなり合わせてもいいんじゃね」という声がVくんから出るくらい、先週基礎練習をみっちりしていました。5分間の練習をして冒頭の部分をみんなで合わせます。
結果は、バラバラ。本人たちもあっているかあってないか分からないほどです。
正直「これはかなり苦戦するかな」と思いました。
みんなが嫌がるゆっくりのスピードでの練習から、丁寧に部分ずつ仕上げていきます。
今日の目標は、最初から最後まで通して、MEGALOVANIAを合奏する感覚をみんながつかむことでした。
しかし二時間みっちりと練習して最後にその結果、最初のバラバラな状態から一変、予想を超えてきました。「すごい、初回でここまで合った」と心の底から思って声が出ました。
積み重ねて練習すると、新しい曲を覚えるスピードも、人に合わせる能力も伸びます。
今年度になってそのことを感じる機会がどんどん多くなっています。
名曲と名高いこのゲーム音楽を、ロボロボ翔大祭当日にどんな合奏としてお届けできるか、
私も楽しみにしています。
文責:五十嵐
◇AIチーム
ギーコ、ギーゴ、ギーコ!
木の板に書いた線に沿って真っすぐに、のこぎりを入れていくのは、T君。
S君が木の板をおさえ、E君が板から出た木くずを吹いて切りやすくしています。
パカッ!「やったー!切れた!!」みんなで喜びの声を上げました。
「柏田班はAIを作っているのではないのか?」
「ロボットを作っているはずなのに、なんでのこぎり?」
そ、そんなこと言わないでください!AIにも一生懸命に取り組んでいます。
でも、AIも大事なのですが、搭載する筐体(ロボットの体)も作らなくてはいけません。
ロボット第一号は、木工で作ってみようと考えたのです。
ズビズバ木製ロボット君。エイジング塗装をしながらちょっとおしゃれな感じのを作る作戦です。
R君とT君と一緒に島忠ホームセンターに必要な資材を買いに行きました。
途中道に迷子になったり、買うべきものを忘れてしまったりする私。
「柏田先生、しょうがないなぁ」と言いながら、二人がフォローしてくれます。
買い物の帰りには、両手にビニール袋を抱えるR君、木の板を運んでくれるT君。
とっても助かりました。明日は、何とか第一号を完成させます!
ちなみにAIは、まず、チャットボットというキーワードに反応して答えを出せる仕組みを作りました。
これに、マイクで音を拾って、スピーカーでしゃべる機能を付け加えてみます。
学生とロボットの会話パターンを色々作って、個性的なのができたらいいなと思います。
文責:柏田
◇料理チーム
たこ焼きづくりに取り組むH君は、自分でYOUTUBEを見て研究してきた焼き方を実践し、ボリュームアップに成功しました。昨日よりも断然きれいな丸い形に焼けました。
色んな先生に試食してもらいましたが、試食してもらった先生の一人、中村先生との間でこんなやり取りがありました。
「辛口コメントと甘口コメントどっちがほしい?」と問われたH君。「じゃ-辛口コメントで!」と男気溢れる返答をしたH君。
見た目、トロトロ具合、味、それぞれ点数化され、見事なまでに低評価でバッサリ辛口コメントで斬られました。
それでもH君は一切へこたれることなく、言われたアドバイスを一つ一つノートに書き溜めました。
自ら辛口コメントを選び、向上し続けようとするH君の姿勢は素敵です。
「売上1位を目指す!」と意気揚々と餃子作りに励んだのはF君。
消費者視点を意識して餃子づくりを行いました。具材の量を均一に整え、焼き方もインターネットで調べたポイントを見ながら忠実に行いました。
見た目も味も昨日より確実に上達しました。
試食してもらった先生からは、もっとパリパリ感を出すこと、具材を増やすことなどが挙げられました。「明日は両面焼きにしてみよう!」と明日に向けての改善点を見つけることができました。
タピオカドリンク作りに取り組んでいるHさん。当日は、王道のミルクティーに加え、抹茶ミルク、いちごミルクの三種類を提供する予定です。
女子力高い系女子を目指しているHさんは、普通のタピオカドリンクでは女子力高くないので、インスタ映えするような2層ドリンクを目指します。
今日はガムシロップを作り、2層作りにチャレンジしましたが、2層にならず途中で混ざってしまいました。Hさんの女子力高い系タピオカへの道はまだまだ始まったばかりです。
カレーチームのM君はこれまでの改善点を踏まえ、新レシピの開発を行いました。
N君はスパイスを調合してオリジナルガラムマサラを作りました。
スパイスにこだわる二人の力が合わさって、これからどんなカレーになっていくのか楽しみです。
文責:向井
◇おもてなしチーム
本日は午後のたった一時間でしたが文化祭タイム頑張ってくれました。
受付・案内担当のA君はなるべく長い文章にせず、分割して発話パターンのバリエーションが増やして、より機動的に自然な受け答えができる素地作りに注力しました。
TRPGを作っているH君、シナリオ製作に苦戦していましたが大枠を作るということまでは何とかやり切りました。
VR担当ではK君のジェットコースター体験が2ステージ目がつながりました。
長くはない体験時間で最大限楽しんでもらうためにはどうすればいいかを考えながら製作を進めています。
製作者がクリアできないコースを作ってしまったA君ですが、コースの面白さはあるため上級者コースとして残して、初心者でもクリアできるコースを追加で作れないかを模索中です。
これも時間内クリアという問題もあるため何を主眼に置くのかを考えてることが大切になります。
最後に、現在当日行う合奏練習も進めていますが、演奏曲のタイトル画面をHさんに担当してもらうことになりました。そして早速2曲分の大枠を作ってくれました。
まだまだ作りこみは必要とはいえ、この短時間に大枠を2つ作れたのはすごいことだと思います。
このように少しずつですが目に見える形での変化と共に本番に向けての実際の出し物もそろってきています。みんなの実力はこんなものではないはずですので、とにかく面白く、質の高いものを目指していければと思っています。
文責 林