※文化祭「ロボロボ翔大祭」終了後の担当教員からの「まとめ」です。
■『チーズケーキがおいしい!』と話題になったバスチー
1日目は60食分仕込み、全て完売。
食べたお客さんから直接「おいしい」と感想を言ってもらえることもあり、I君のモチベーションは高まっていました。
1日目を終え、疲れている中、夜20時近くまで頑張って、1日目より多い分量のバスチーを仕込んでくれました。
2日目大量に仕込んでくれたので、売り切れにはなりませんでしたが、その分、打ち上げで仲間たちに配ることができました。
食べた仲間からは「I君のチーズケーキうまっ」や「I君のチーズケーキが食べたい」といった声が上がりました。
たくさんの『おいしい』という言葉を聞き、本人も「バスチーが売れてよかった!」と充実感が漂っていました。
■手間を惜しまず!チャレンジし続けた豚骨ラーメン。
げんこつを下茹ですることから始め、スープ、チャーシュー、煮卵、麺を自作したラーメン。
スープ、チャーシュー、煮卵が着々と仕上がっていく中、麺だけが上手く作れませんでした。
1日目は最後まで、麺が上手く作れませんでした。粉っぽくなってしまったり、茹でたらブヨブヨになってしまったりしました。
それでも、麺作りにチャレンジすることをやめませんでした。
1日目の放課後は、麺以外のすべての仕込みを終え、翌日朝一で麺を作る作戦にしました。
2日目の朝、6時にT君とE君は学校に来ました。朝6時から麺づくりに挑みました。
T君の捏ね方が足りないんじゃないかという推測から、手で捏ねたあと、足踏みをして捏ねました。
E君は、1日目に上手く麺を切れなかった要因を包丁の切れ味にあると考え、包丁を家に持ち帰り、お父さんに研いでもらい、再び持ってきました。
おかげで包丁の切れ味は上がり、断然切りやすくなりました。
ギリギリまで挑戦しましたが、お客さんに出せるレベルの麺を仕上げることはできず、泣く泣く麺は市販のものにする決断をしました。
二人で協力して、手間を惜しまず作ったスープ、チャーシュー、煮卵をお客さんに振舞うことができました。
翔和学園の価値観として、チャレンジして成功するのが一番良い。2番目に良いのはチャレンジして失敗することです。
無難な目標を立てて成功するよりも、チャレンジして失敗することの方が価値があると考えています。
今回は、最後に麺は市販の麺で出す決断をしましたが、ギリギリまで諦めず、麺づくりにトライし続けたことは、間違いなく価値があると思います。
それでも、麺が上手くいかなかったこと悔やんでいるT君。リベンジする気満々です。
■中野坂上にタピオカブーム到来!(Hさん)
世の中のタピオカブームは衰退傾向にあります。最近、中野坂上に出来たタピオカ屋さんは、いつの間にか潰れていました。
しかし、Hさんが再び中野坂上にタピオカブームを巻き起こしてくれました。
卒業生からは、「アイスもおいしかったけど、タピオカもめっちゃおいしい!」
外部のお客さんからは、「生クリームがすごい!本格的。お店で売ってるタピオカみたい」
保護者からは、「2日間とも飲みたいと思った。」
数々のお客さんを虜にした、インパクト絶大のHさんのタピオカ。
文化祭中、Hさんが素敵だったことは言うまでもありませんが、終わった後、片付けの時もとても素敵でした。
自分のブースのゴミを全て捨て、余った食材は一つにまとめてくれました。
「うち超良い子じゃない?」と話していたので、「超良い子なんてレベルじゃないよ?超超超超良い子だよ!」と答えると、「あっこれも捨てなきゃ!」と誰かが飲み残したまま放置されてたドリンクや、他の人のブースのゴミまで片付けてくれました。