オーストラリアと日本を繋ぐ初の宇宙教育を実施!

5月2日、オーストラリアと日本を繋ぐ宇宙教育を実施しました。
恐らく…日本初の試み!!

今回の参加者は内部生3名と、外部から参加していただいた2名の計5名。
時差の関係で、早朝からの参加でしたが、朝の弱い生徒たちも頑張って登校してくれました。

まずは、あらかじめ配布されたインフォグラフィックで宇宙・月・地球の情報を整理しておきます。

 

簡単なグループ紹介の後、1時間ほどの講義。

授業のはじめに宇宙や放射能の概論を60分ほど質疑を交えながら、学んでいきます。

我々日本チームは「宇宙食」について問われました。

「あんまり美味しくなさそう!」「ラーメンが食べたい」と日本の生徒が発言すると、

すかさずオーストラリアから、「私もラーメンを食べたい」とレスポンス。

オーストラリアとオンライン授業が同期していることを実感しました。

次に、月の環境下での宇宙線の影響をより深く学ぶために、Farlabsを用いて、オーストラリアの放射線実験機を遠隔操作で行いました。Farlab とは、オーストラリアの大学の最先端の施設と世界クラスの研究を学校とつなぐリモートラボです。(下リンク参照)

Engage: Turntable

α粒子、β線、γ線それぞれが紙、プラスチック、薄いアルミニウム、厚いアルミニウム、鉛でどの様に遮断出来るか、透過するか。Farlabの実験装置を遠隔操作し、各放射線に対してプラスチックやアルミニウム、鉛などの素材を動かしながら、グラフとデータをリアルタイムで観察しました。実験の最後には、実験で学んだデータや数値を参考に正体不明の放射線が何であるかを推測してもらいました。

これらの授業を実施した後、今回のメインである、デザインスプリントを利用した月面基地のデザインをグループで行ってもらい、最後に、グループのアイディアを2Dから3Dにする目的で、月面基地のクラフトづくりを行いました。

月面基地のデザインの話し合いには、月で「生き残る」だけでなく、どうしたら、私たちが「ハッピー」になれるかという点も話し合い、ポストイットでアイディアを出していきます。

様々なアイディアを出しながら、グループで洗練させていきます。

「水をどうするか?」について

「尿なども含めて再利用する仕組みを作る」というアイディアがだされます。

この意見にグループの他のメンバーも賛同します。

しかしこの後、出されたアイディア、月面基地のデザインについて、「エンドユーザー」はどう思うだろうか?という質問をグループに投げかけ、話し合ってもらったところ

「俺は、リサイクルの水は正直飲みたくないなぁ」という意見がアイディアをだした本人が語り始めました。

では、どうしたらいいのか? さらに月面基地のデザインをさらに考えていきます。

 

最後にできたデザインを基にチームでクラフトを作り、パドレットで共有をし発表しました。90分という身近なワークでしたが、手分けをしながら、制作を行い、プレゼンを行いました。

発表の最後には、翔和学園の水ロケットの「ギネス記録」獲得の動画も共有させていただきました。

翔和学園が発表した巨大水ロケットはオーストラリアの人々も興奮と感動を感じた様です。

オーストラリアよりーーー

Hi All,It was wonderful to work with you all yesterday.What a fanatic water powered rocket. I know the Australian school was glad so glad for the Japanese school connection to happen. I think it offered a rich and rounded learning experience with a unique perspective. The students had a great time and learnt a lot. Frazer

 

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