宇宙コースの最初のPBL(プロジェクト学習)は、教師主導のペットボトルロケット作りです。
個人ベースでやりたいことは沢山あるでしょうが、まずは、ロケットの基本原理をしっかり学ぶために「ペットボトルロケット」を作ることからはじめていきます。
小学校では、4年生の理科「空気と水の性質」で扱われますが、
水ロケットは、ニュートンの第三法則に基づいて作られており、水を噴出することで反作用が発生し、ロケットが加速します。また、ロケットの飛行中には空気抵抗や重力などの力が働くため、力学的な原理への深い理解につながります。
ペットボトルロケットを発射する際に、圧縮空気が放出され、それによってロケットが加速します。このプロセスは、気体の力学に関する概念を学ぶのに役立ちます。
ペットボトルロケットは、理科的な学習だけでなく、ロケット作りに際し、ものづくりの楽しさを学び、技術的なスキルや計算能力、創造性を培い、チームワークを学ぶことができるのです。
私たちは、3年間かけて、水ロケット「世界一」になりましたが、このペットボトルロケット作りをプログラムのスタートに据えることで、すべての生徒学生たちに宇宙コースの原点を大切にし、「世界一」の成果に対してリスペクトをもつ集団作りを行っていきます。