嗚呼青春のクリスマスパーティ

12月の研修旅行は、長野・東京校合同で「嗚呼青春のクリスマスパーティ」をテーマに実施しました。最終日のパーティは、合唱、演劇、ハンドベル、カラオケ紅白歌合戦などのイベントの後、文字通り全員が熱狂した「ディスコタイム」で幕を閉じました。

—–F先生の学級通信より——

狂ったように、歌い、踊った。学生たちだけでなく、私自身も思いっきり楽しんだ。私も、20代に戻ったような感覚。

ん?自分が20代の時、こんなに盛り上がったことがあっただろうか? 33歳になった自分だって青春できる。この年になっても青春できるなんて面白い仕事についたものだと思う。

パーティーは午後3時に始まった。午後10時くらいに、みんなに日記を書いてもらった。歌が作りたくなったからだ。

この時間はもう二度と戻って来ない。これからきっと、徐々にこの瞬間の記憶は薄れていってしまう。 だからこそ、少しでもこの瞬間を記憶に留めておきたかった。あの瞬間、確かに俺たちは生きていたし、何かを共有していた。「あの時は良かったけど」と、どこか達観したおじ様のような感想を持つためではない。これからの人生のエネルギーにするために、素敵な素敵な時間を、何か形に残しておきたかった。

みんなの日記には、胸を打つ文章がいっぱいならんでいた。A君が3行、書いて持ってきた。「奈落を越え見つける輝き眩しい闘魂の光」 しびれたね。

みんなが踊り狂う様子を、一歩引いて眺めていたA君。色々感じてくれたのだと思った。集団から放たれる強い強い輝き、とでも言えばいいのかな。それを眩しく感じながら見ていてくれたのだと思った。そんな風にA君が思ってくれただけでも、私は嬉しかった。

それなのに、気が付いたら、K先生とA君とで、二人でPerfumeの「チョコレートディスコ」にあわせて踊っているじゃないか。K先生にぶん殴られたような気分だった。

A君自身は、踊り狂う仲間たちの様子を「闘魂の光」と描写した。さっきまでその様子を一歩ひいてみていたA君が、K君と一緒に、その「闘魂の光」のど真ん中に立っている。そのK先生の教師魂に衝撃をうけた。そして、私自身が、そんな教師魂にあこがれて教師になったことを思い出した。

正直にいうと、私自身は死にそうな思いをしながら踊っていた。33歳の私の体力は、もう5時くらいには限界を迎えていた。横っ腹の痛みを抱えながら、K先生とA君と一緒に踊った。

そのうちに、気が付いたら、人が集まってきて、さらに踊り狂っている。「やばい」と思った。そして、一曲踊ったと思ったら、また「チョコレートディスコ」が流れてくる。「本気か!?もう一回踊るの?」と、私の魂はそう叫んでいたけれど、お風呂上りのBさんやCさんが真っ先に飛び跳ねて踊り始めるのを見たら、私も踊るのを止めるわけにはいけない。

女子が飛び跳ねたら、男子に「飛び跳ねない」という選択肢はない。そうだろ、男どもよ。何度も何度も何度も何度も踊った。A君も、周りのみんなもぶっ倒れてた。楽しかったね。嗚呼、青春。

D君がこんなことを書いていた。「まだ、あのテンションやノリに合わせることができないのがやだな。正直なところ、心から楽しむ余裕がないのでその辺が今後できるようになってくると人生もっとたのしいかな〜」

私には、D君は十分はじけていたように見えたよ。でも、この気持ちは良く分かる。

学生時代、私自身も良くこんなこと考えていた。本当はもっともっとエネルギーを出したいと思っていた。いつも輪の真ん中に居られたらいいなぁと思っていた。でも、そうするには勇気が必要だった。結局は、自分の殻を破ることができなくて、心のどこかでは羨ましいと思いながら、まわりの様子を眺めていた。

こんな葛藤をすることもまた、青春だと思っている。

もしも、本当になりたい自分があるなら、変わっている自分を思い描けばいいのだと思う。

研修旅行中に、新成人になる学生たちは、成人のスピーチを書いていた。将来の夢について各々がノートに書いていった。私は、夢って職業のことじゃなくて、なりたい自分のことだと思っている。大いに夢を持てばいいと思う。本当はどんな自分になりたいのか。照れることなく、拗ねることなく、素直に語れるようになってほしいと思う。

私にだって、夢がある。学生たちが描いた夢を前進させてあげられる教師になりたい。いつもいつも青春のど真ん中に居られるような教師でありたい。みんなを熱く熱く燃やしてあげられる教師でありたい。

みんな、一緒に頑張ろう。

日記から言葉を取り出して歌を作った。タイトルは「約束の詩」。一晩で作って、朝みんなに聞いてもらったけど、クリスマスパーティーで熱唱(熱狂)したせいで、声がつぶれてしまっていた。声を張り上げたつもりだけれども、全然音が取れてなかったかもしれない。ごめんね。

「闘魂の光〜♪wow wow wow ディスコ ディスコ ディスコ〜♪」

3月の卒業式まで、長野・東京で一緒に歌っていこう!

1・2年生のみんな。来年研修旅行まで、必死に必死に走り切って、また合流しよう。3年生のみんな。

卒業に向けて、熱く熱く熱くやっていく連帯の思いを込めて歌おう。

嗚呼、青春!翔和学園。

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