翔和学園大学部の朝の日課で、「青春時代」という歌を歌っています。
ご存知でしょうか。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=3Wxiygr1-Kw
トップギャランのヒット曲です。
40年ほど前に半年でミリオンセラーになり、紅白に出場しました。
作詞は阿久悠。聞けば誰もが思い出す名曲です。
近年では、モーニング娘。もカバーしています。
「嗚呼、青春」をコンセプトにしている大学部で、世代を超えて親しめる曲として、職員が選択しました。
先日、学生A君からこんな意見をいただきました。
「日課で唄っている青春時代はもうあきました。そして古すぎます。」
担当職員はそこで「自分の意見だけではなく、代案を持ってきてください。」と伝えました。
A君はお母さんと話し合って「みんなが英雄」という音楽を持ってきてくれました。
実際日課で流して唄いました。
しかし他の学生から
「オリジナルの曲と違う!」
「キーが高すぎて唄えない!」
と意見が出ました。
そこで、今日そのことについてクラス全員と話し合いました。
A君が前に出て上記の内容をみんなに伝えました。
A君は「青春時代はジェネレーション違いです。古いんですよ。」「古い」を繰り返します。
ここで学生たちに聞きました。
「古い曲が良くないと思うか良いと思うか。良いと思う人は〇、良くないと思う人は✗」
学生たちは
「古い曲が悪いとは思わない」
Cさんは「古い曲でもいい曲がある。」と意見が飛び交います。
次に「毎日流しているからさすがに飽きてしまったと思う人、そうではないと思う人。
飽きてしまったと思う人は〇、そうでない人は✗」
ノートに書いてもらい手を挙げてもらうと…
半々くらいに手が挙がりました。
何人かは流石に飽きた、と言いましたが、
A君に少し気を使ってくれた様子もあります。
M君は好きだから唄い続けたいと言う学生もいました。
A君は自分と同じ意見の人が多くいると思っていたようですが、
そうではなかった現実を目の当たりにします。
最後に「こんなに日課で唄う歌に真剣に意見してくれている、A君自身が一生懸命唄っていると思う人?」と聞きました。
直後にA君は「バツだなぁ」と自分自身でつぶやいていました。
ほぼ全員がバツに手を挙げました。
こんなに一生懸命意見しているA君だからこそ一生懸命唄ってほしい。
声が大きいとか小さいとか関係なく。
これからは一生懸命唄ってくれるかの質問にA君は「はい」と返答。
最後に全員で「青春時代」を唄って下校しました。