4月に放送された日本テレビ番組「所さんの目がテン」で取り上げられた、木組み博物館に学生15名で訪問しました。
番組にも出演された、館長の谷川一雄さんに大鷲プロジェクトの話を聞いて頂き、お話を伺いました。今後必要なものとしてまずは詳細な図面(伏せ図)。ここから、必要な材木や寸法を数えます。
そして必要な材木を集めていく。
過去の台風で倒木した木を使用できるのではと考えていましたが、数年も経つと虫が入っている可能性があるとのこと。
また、台風時には木が水をたくさん吸ってから倒れているため、水分が抜けて弱くなっている可能性もあるそうです。
そうなると木を伐らなくてはいけません。
が、今の時期は水を吸っている時期で、伐採には向かない。木を伐れる時期は秋から冬。
さらに建築に向いている時期も晴れが多い秋から冬にかけて。昔は秋から建て始めて梅雨前に完成させる、という流れが基本にあったそうです。
相手は自然。タイミングを逃さずに計画的に進めていかないといけない、と身が引き締まる思いでした。
職員が指示したわけではなく、自発的にE君は博物館到着からずっと校舎とのZoom中継を続けてくれました。
N君は木組みの写真をたくさん撮ってくれました。
R君はこれまでに描いた木組みのイラストを見て頂き「細かいところまでかけている」とのコメントをもらいました。
I君は谷川さんのお話に聞き入り、「本気で大工さんに弟子入りするくらいの気持ちでやらなきゃ」「これまでのものをもう1回見直そう」「まずは体力が必要」とこれまでのやる気からさらに火がついた様子でした。
1時間以上滞在させて頂き、最後は疲れた学生もいましたが、精巧な木組みを実際に触ってみる、貴重な機会となりました。